わが国は歴史も古いが海外から侵略されたこともなく、外国からの占領は先の太平洋戦争後のアメリカによる僅かの期間だけである。

このため、伝承と歴史的事物が合致するこことも多く、かつて、藤原鎌足は落馬して死亡したと言い伝えが,実際に彼の墓といわれる遺骨が落馬での傷があったとされ、伝承と史実が正しいと思われることがあった。

一方、日本は災害列島であり、信じられないほどの津波の伝承もあるが、余りにも巨大すぎ、信ぴょう性に欠けると言われている大津波も、今回の東日本における巨大地震・津波をみると、これも、伝承の正しさが示されているような気がする。

例えば、沖縄において1771年に「明和の大津波」が「9時前後東より来襲、大干潟の後大波が石垣島を3回襲い、最大282尺(85.4m)の高さに達し、山岳地帯を残して島全体が海中に没した。とあります。

伝承か正しいか、あるいは、信ぴょう性に欠けるとかたずけるか、専門家達はその精査する必要があるのではないだろうか。