今朝、神戸の震災後の復興段階で、被災者のアルコール依存症が増え、また、痴呆症患者が急増した話をNPOの方が話をしていた。確かに、いくら復興住宅に入居しても周りに知り合いがおらず、孤独に陥ったら、つい、アルコールに手が伸び、いつの間にか、アルコール依存症になってしまている状況が分かります。
また、老人の被災者の場合、もし、家族に犠牲者があった場合など、将来に希望が持てず、また、現実を受け入れることもできずに、現実から逃避したい気持ちから痴呆症に至る経緯もよく理解できます。
これらを防ぐには、出来る限り良いコミュニティを作り上げ、いつも、人々と交流することが出来るようにすることが第一と思いますが、しかし、高齢年齢の方は、災害に合わなくとも外出も億劫になりますので、外から若い人たちが訪問することが必要なのかもしれません。
今は学校などで集団で避難しているからまだしも(逆説ですが)、それぞれ、復興住宅に入居したらこんどは精神的な問題が多発しそうです。
これからが被災者を気にかける本番かもしれませんね。