一般に「家」は一生に一度ほど建設出来れば良い方で、二回、三回など建てる人はほとんど稀であろう、その「家」がいとも簡単に崩れた時の悔しさは大変なものと思う。
しかし、今回の地震では東日本の場合は津波で、また、千葉県の沿岸域では液状化で傾き、多くの家屋に被害が出ている。
液状化で建築物に被害が出た例としては年昭和38年(1963年)の「新潟地震」での川岸町の県営アパートの転倒が知られており、また、昭和62年(1983)年)の「千葉県東方沖地震」でも千葉県沿岸地域で液状化現象が起こり多くの建物に被害を与えている。
しかし、今回の地震でも千葉県沿岸域で同じ液状化現象の被害を受けていることを考えれば、建築物を建設する際に先に被害事例がなぜ生かされないのでしょうか、それぞれの地震被害が20年~30年ほどであるので、人間は20年もの前の事は忘却の彼方でしょうか。
あるいは、伊勢神宮では式年遷宮で20年ごとに社殿を造り替えていますが、日本の家屋は20年も持てば良いとする建築方式が日本の風土と自然にあっているのでしょうか。