がんばれ東日本と言われますが、東日本(ここでは東北6県)の力って何でしょうか、わが国場合資源としては人的資源でしょうか。

まず、人材ですが、東北地域の大学進学率は比較的低い水準であるが、高校及び高専の生徒数は全国平均より多い、高校の生徒数は人口1000人当たり全国平均34.81人に対して東北は38.98人であり高専の生徒数は全国34.81人に対して38.98人とやはり多く、東北地方に進出した企業からは勤勉な労働力や若手技術者が確保しやすく、東北地域は生産拠点に適しているという評価がある。

ただ、大卒技術者など中堅技術者の確保は困難との指摘もあり、特に外資系企業からは特に語学が堪能なエンジニアが確保しづらい指摘されているので、東北地域では今後はこの面の充実が必要となろう。

また、ヤルキ、元気の面では地元のバイタリティとも言われる、開業率は高く製造業は全国平均が3.0%であるのに対して東北は3.8%である。

さらに、公設研究機関数も多く、事業所1万社当たり全国平均が0.85機関に対して東北は1.54機関と全国平均の倍近い数値となっており、民間の企業とうまく連携したら新しい産業の芽を育てることも可能となる。ただし、この面では公的機関がお役所気質を脱ぎ捨て、本当に地域振興を考えて民間企業とともにヤルキを出せばの話しではあるが・・。