一般に言われる言葉「平凡な生活が一番」と、その、言葉の重みがよくわかることが、今回の地震・津波、そして原発事故での避難生活である。風呂にも、トイレにも不自由、そして、下着も換えられず、また、年度の始まりの、子供たちが楽しみにしていた始業式も出来ずの、本当に大変な生活が続いて、もう、避難している方々もう限界でうないでしょうか。

政府は旅行も消費も普通どおりにやって下さいとTVで音頭を取っているが、国民は何か浮かれることが出来ず、何かに打ちのめされたように意気消沈しています。

また、原発事故によって、飼い主を失った牛などの家畜やイヌネコ達、やせ細ってさまよっている写真をみると、私たちが欲望のままに生き、電力に頼った文明の負の面の恐ろしさを見せつけられるような気がいたします。

また、東京に福島から避難して遊んでいた子供に「放射能は伝染する」などと言う「いじめ」があったとのニュース、家庭でそのようなことを言っているのでしょうか、根も葉もないうわさ、日本人その面では「関東大震災」で朝鮮人を殺戮した当時と何も変わっていませんね。

こうした現状を思えば「がんばれ日本、東日本!」とあちこちで言われていますが、被災者にはなにか掛け声だけの、上から目線の隔たりのある声に聞こえないか心配です。

科学技術は進化?しているが人間に心はむしろ退化しているのでしょうか。