最近「想定外」と言う責任逃れの言葉が流行っている、地震・津波予知について、あるいは、原発事故について毎日のように「想定外」が発せられている。

東大のロバート・ゲラーさんが津波については、1896年の明治の三陸大津波は世界的に知られており、当然原発も対策されているべきで、「想定外」は論外だと指摘した論文を14日付けのイギリスの科学誌ネーチャー電子版に掲載している。

また、「津波・高潮・海洋災害」(和達清夫編:共立出版)でも、津波の規模を「津波マグニチュード」で分類しこの中で、最大波高30m以上で、500km以上の海岸線に顕著な被害がある、津波マグニチュード4が過去に日本に6回発生しており、このうち、3回は三陸はるか沖が震源地となっている(他には紀伊半島沖2回、八重山群島近海1回)

このデー。タからも、今回の津波が「想定外」と言うことが出来ず、「想定外」と発することで国民をバカにしていることとなる。

なお、原発事故をレベル7としたことにロシアの専門家が疑問を呈しており、せいぜいレベル5ではないかと発言している。彼は、レベル7と最高危険度に上げることで東電が巨額な補償をまぬかれようとしているのではないかと、それを認めた日本国に疑義を呈している。