放射能で汚染された水道水は首都圏住民に大変なというより深刻な影響を与えている。

水道のについて私たちは小学校の社会科や理科でも習ったと思うが、水道水は河川から浄水場に水を引き込み、それを、始めに活性炭を投入し、カビ臭(2MIB)、魚卵臭、消毒副生成物生成能(トリハロメタン)PH、NH4-N、陰イオン界面活性剤、濁度、有機物(BOD)等を取り除いているが、放射能を取り除くなどは全く水道事業者は予測していなかったハズです。

一部の報道機関で活性炭は放射能をも吸着させるので、今後は活性炭を多めに投入して対処するとありましたが、今考慮しているカビ臭などは分子レベルのもの、はたして放射能のような原子レベルのものまでに効果があるのかどうか、あれば、本当に大助かりですが・・

なお、江戸川水系を利用した金町浄水場を含んだ8つの浄水場(庄和、上花輪、新三郷、三郷、北千葉、古ケ崎、金町、栗山)の各浄水場で利用している活性炭の利用料は年間1,213,000kgに達し、このうち、金町浄水場では240,000kgほど利用しています。

この他にも8浄水場で利用している薬品量は年間で、塩素6,818,000kg、PAC30,542,000kg、硫酸1,760,000kg、苛性ソーダ4,793,000kg、硫酸バンド164,000kg、ソーダ灰6,000kg、オゾン298,000kgととてつもない量ですが、「世界一美味しい日本の水道」の首都圏の水道の実情はこの通りです。

富士山の伏流水を飲める静岡の一部地域の方々が本当にうらやましいですね。