イタリア科学界の権威、国立研究会議(CNR)のロベルト・デ・マッテイ副会長(62)が東日本大震災を「神の善意の声であり、天罰だ」と語り、また、「神は罪深い者だけでなく、徳のある罪なき者も罰する」と発言したとのこと。

私は宗教に詳しくもないが、「徳のある罪なき者も罰する」ではまさに、日本には古来から伝わる「神も仏もない」のが事実なのかもしれません。

宗教は「麻薬」と同じと考えているのは現代では社会主義国の指導者、また、中世では信長などの独裁者の考え方で宗教を弾圧しましたが、しかし、ソ連や中国でも細々とであるが人々の信仰を集めており、信長の時代でも信者は東北などにのがれ信仰を続けました。結局、神とか仏というのはその人の心の中にあるものであり、第三者的に存在しないのかもしれません(旧約聖書を読んだことがありますが、荒唐無稽の話しばかり:本当に信じる人いるのだろうか??)。

日本でも巨大な信仰機関は集票をバックに現世で様々な利権を得、また、天を突く巨大な宗教施設、信者集会所を建設していますが、もし、第三者的に神や仏が存在していなければ、宗教機関こそ偽善、欺瞞に満ちた集団となります。

かつて、植民地主義が盛んなころ、ヨーロッパではアジア、アフリカ、中南米に進出し、資源を根こそぎ収奪し、その国の文化を破壊し、キリストの経典だけを押しつけてきました。

キリストも、あるいは、お釈迦様も、あるいは、マホメットも人々の心の中にあることは事実ですが、宗教はあまりにも権力者達による人民支配、現世利益にもてあそばれていることも事実です。

日本の場合も、宗教という名の活動には税金はかかりませんが、現世利益だけを追い求めている宗教を語り生まれている利益には、税の制度もここらで一つ見直し「課税」しても良いのではないでしょうか。