ダニエル・イノウエと言えば第二次大戦で日系アメリカ軍442部隊で功績を上げ、その後アメリカの下院及び上院議員、現在も民主党の上院議員として上院歳出委員会の国防小委員会で上級委員を勤めている方でもある

今回の東北関東大震災及び福島原発事故で、新聞に寄稿したダニエル氏の文を読んだが、救助される女性が「私に構わずに、他の人を先に助けて下さい」といったTV場面を見て感動したと述べていましたが、原発事故については、東電及び政府が情報を全てを開示していないのではないかと思ったとも書いてありました。

今回の地震津波災害での日本人観はダニエル氏のように感じた外国人は多く、世界のマスコミは、この大災害の最中でもマナーを守る日本人に感動したと書いた記事は多く、改めて日本人を見直し、資源も無い国で世界第二位の経済大国となった理由の一つが日本人の規律性にあると解析していた。

一方で日本政府の行動には疑問を持っている記者も多く、国民一流、政府三流と書いてある記事も見かけた。特に情報開示の問題、アメリカ軍が原発の鎮静化に日本側と行動を共にしないのは、東電及び日本政府の情報開示に問題があるからとも解析している。

昔し「大本営発表」という嘘八百の政府情報があり国家を壊滅させましたが(広島に原爆を投下されても白い布をかぶっていれば大丈夫と発表)、今また危険極まりない放射能汚染を「農産物の放射能規準は保守的?であり、また、規準をオーバーしているが、食べてもそれほど危険ではない??」などと訳の分からない発表している東電と政府、これも国家を滅亡に導く第二の「大本営発表」でしょうか。