毎日地震・津波そして原発の被災地からのTVやラジオの中継放送を見聞きして本当に心が曇りますが、是非この時期を頑張ってほしいと願っています。また、アナウンサーは決まって、「今何が不足していますか?」と尋ねますが、被災者は「全てです」との返答、聞くアナウンサーも何か話してほしいと思ってのことと思いますが、もっと被災者の心情を汲んでほしいとも思います。
また、避難生活が長引くにつれてプライバシーの問題などもあり、一時期、被災地を離れたいと考えている方々もあるようですが、地震・津波から着の身着のままで逃げて、お金もない状態ではどこにも行けません。
しかし、関東大震災の時は「罹災証明書」を持っていれば、日本のどこへでも交通費は無料で行くことが出来ました。内地はもちろん、当時日本の領土だった、樺太、台湾、朝鮮、そして、満州までもです。
それに比べれば、最近に発生した地震では罹災者と言えども普通に交通運賃を払わなければどこにも行くことができません。
今回、全日空が東日本大震災の被災地での救援物資の輸送や救出活動について国内・国際線の全路線で14日から4月15日まで、政府や自治体の要請に応じ、救援物資を無償で輸送し、救援活動の従事者も無償で座席を提供すると発表したが、これはあくまでも救援活動のためのもの、一般罹災者は対象となりません。
もし、罹災者がこの時期を被災地から離れて生活すると決めた場合、その交通費などは微々たるもの、民間企業も罹災者の救援に心を砕いている今、行政ももっと罹災者を救援してほしいと思います。