壊滅的な被害を受けたわが国の巨大地震津波に対して、海外からの救援が広がっています、アメリカ、韓国、オーストラリア、ニュ-ジランド、ドイツ、そして領土問題で日本と対立しているロシア、中国も・・世界の50ケ国以上から救援活動の申し出があるそうです。

各国の救助専門家の来日は犠牲者そして被害者の一刻も早い救出にもつながり、こころ強く、また、日頃感じなかった世界との結びつきも感じられうれしいことですね。

これも、戦後65年間わが国が平和外交の徹した成果の表れかもしれませんが世界は一つの証かもしれません。

これまでの被害でも、例えば1923年(大正12年)の関東大震災の際にも、アメリカの軍艦が上海向けに航海していたが、銚子沖で、被害の状況を知り、急遽、軍艦2隻が横浜港に入港、病院船として救援に当たったことがありました。

しかし、その後そのことはもう忘れ、なんとそのあとにアメリカに宣戦布告しています、このことも、広く国民に知らされていれば、そのような恩のある国への対応も変わっていたのかもしれません。また、当時の国際連盟も、日本の負担金をゼロにし、かつ図書費として基金を寄付していますが、その後、日本はその国際連盟も脱退し、戦争の道を歩みました。

今回の未曾有の大地震・津波による大災害とあわせて、世界からの救援も私たちは忘れずに孫子まで伝えなけれなりません。

世界の力を合わせた救援活動の一層の進展を願っています。