大宅壮一さんといっても、もう、あまり知っている人はいないでしょうか、むしろ、娘(三女)の大宅映子さんが知られているかもしれません。
大宅壮一といえば「一億総白痴化」「駅弁大学」「恐妻」などの流行語も造りましたが、1960年(昭和35年)に「共産主義のすすめ」のなかで、アジア・アフリカについて、・・・古い支配形態が焼き払われて、そのあとに一応バラックが建ったという格好である。中にはまだ余燼がくすぶっていたり、国内革命、反革命の火の手をあげているところもある、アフリカに至っては目下盛んに延焼中というところであり、延焼まちというところも少なくない・・。
と書いている、この文章は今から50年前に書かれた文であるが、この表現を見るとまさに今の中東諸国にあてはまりませんか、やはり治世は人間の行うもの、そのシステムにひずみができ、数十年ごとに地震のように、ひずみが反発するのでしょうか。
中東に限らず、日本の政治ももうひずみが極限のようですが、首相がころころ変わってエネルギーを小出しにしているからあまり大きな変革なさそうですが、しかし、隣の中国や北朝鮮、いったん反発したら大きな大きな変革になるでしようね。その時は日本もただボーと対岸の火事を見ているというわけにいかないと思いますよ、多分沢山(数十万人)の難民がボロ船に乗って押し寄せると思います。その時のマニアルどうなっているのでしょうかね。
鳥エンフルエンザや口蹄疫でオタオタしていますが、もう、その比ではありません、衣食住がなければ難民暴動もあり得ます、衣食足りて礼節を知るですからね。
それとも、ベトナム戦争終盤の時のように、ヘリコプターにすがる住民をアメリカ人が軍靴で蹴飛ばしたように、日本海で領海外に追い出しますか。