もうすぐ春、卒業式の季節ですね、私にとってはもう遠い昔ですが、私の卒業した小・中学校は昭和30年代の市町村合併で遠い昔に閉校され、小学校は介護施設、中学校は鉄工所になっています。
最近も市町村合併がありましたが、これでまた、140年続いた学校の閉校のニュースを見聞しますが、140年前と言えば明治3年開校され、それ以来あった学校が廃校ですが・・
先人がほとんど飲まず食わずに子弟のために学び屋を造り、それが、今日まで続き、そして、今の私たちの時代で時代に合わなくなったためにその伝統の灯を消す、何か先人に済まないことのような気もいたします。
しかし、学歴社会の今、既に貧富の差が子供の教育に大きな影響を与え、恵まれない子供たちが幼いころから疎外感を持って学校にいるなど、まさに、先人たちは思いもよらない状況でしょうが。
さらに、入学試験の会場から携帯で答えを求めるなど、想定外も想定外、第一回は587年と言われる中国の科挙の試験、これもカンニングの歴史といわれていますが、広く不特定多数の知恵者の答えを求める今回のヤフー知恵袋事件、現代の紙によるテストもう現代には合わない試験なのでしょうか。
人間、基本的には同じ能力、学校の入学枠はくじで決めるのも一つの方法でしょうか。そうしたら、もっと豊かな人間が育つのかもしれませんね。