論語に 子曰、冨與貴、是人之所欲也、不以其道得之、不処也、・・・

があり、意味は 子曰く、富を持って貴きとは、これ人の欲する所なり、その道を持って之を得ざれば、処らざるなり・・である。

今の中東リビアのカダフィ大佐、若いころクーディタで王制を倒し、それ以降の実際の強権、自身が王になり今日に至るが、論語の通り、その道を持って政権に就いたわけでなく、ついに彼も権力を追われる日が来たようである。しかし、リビアでは多くの国民が犠牲になっていますね。

多くの犠牲者と言えば、隣の中国、今最も中東の反政府の動向に敏感な国とか、ネット革命を恐れて、ネットの規制、また、僅かの集まりにも膨大な数の警察力を行使、相変わらずの強権政治、でも、いつまで一党独裁が続くのか・・

しかし、中国ほど矛盾に満ちた国はありません、一日200円ほどで生活せざるを得ない内陸部の農民と、10億円のマンションに住む沿海部の市民まで、農村と都市の富の格差、一体、あの膨大な犠牲を生みながら遂行した社会主義革命とはなんだったのか、現在の中国や北朝鮮、そして、東欧の状況を見て一言でいえば「バカみたい」でしょうか。

国民が皆平等で生活に困らない国家なんて、どんな体制でも無理なのでしょうか、でも、世界中で唯一日本国だけが成し遂げているかもしれないと私は思いますが(ただし借金の付けを次世代の残しですが!)、どうでしょうか?