力士の八百長問題がまた暴露、今度は、警視庁が力士のメールを解析した結果ですから、もう逃げられませんね。相撲の世界は「結い」の世界、仲間で皆で助けあってという精神、部屋は別でも様々なイベントや地方巡業も一緒、情が湧かないはずはない。

十両までは力士、その番付でいれば給料はもらえて安心して生活できるとなれば、お互い助け合って長く相撲の世界に居ようねとなる。

十両以外でも同じ、幕の内でも番付が上がって大関でも4大関でもいると、いつでも助け合いの精神が生じて、12月場所などマスコミから「歳末助け合い」などと揶揄されていたことも多々ありました。いまさら、相撲協会理事長が怒り心頭などと発言してもエッ?と関係者でない私たちの頭にクイッションマークがつきます。

相撲取りは「男芸者」とも言われていますが、すなわち、日本の伝統芸能の具現者ですからタニマチでもなく、場所にも足を運ばない「ただの見物」をしている私たち、神楽坂の芸者を道端で見て、髪の結い方がどうだとか、着物の柄がどうかと言っているようなので、あまり、目くじらを立てるものでもなさそうですね。

同じ伝統芸能でも「歌舞伎」など世襲でバカ息子でも子々孫々と続き、莫大な財産を築いているのに対して、スモーレスラーはかわいそうです。いつだったか仙台のバーでお抱え?の元相撲取りを見たことがありましたが、すっからかんの巨漢の男、人寄せパンダの役目、廃業した力士をだれも(相撲協会も文科省も)見てくれません、見ていてかわいそうでした。

今回の始末、八百長と言うから響きが悪いわけで、助けあいあるいは結いといったら、何かいい事としているな相撲取は、さすが、日本の伝統の相撲だ!となります、廃業した関取もにしっかりした生活保障でもつくまで大目に見てあげましょうよ(ダメでしょうか?)