最近のエジプトなどの騒乱を見ていると、昔し資本論を学んでいたころ「一つの怪物がヨーロッパを徘徊している、共産主義の怪物が」とあったことを思い出す。つまり「いま市民革命という怪物が中東を徘徊あいている、インターネットによる市民革命が」とでもいえるように市民の不満が鬱積し爆発しようとしている。

アフリカや中東、あるいは、アジアにも腐敗した長期政権が沢山あり、いずれも、身内を後釜に据えようと画策、国民は経済の停滞により就職も出来ずのその日暮らし、これでは怒りが爆発します。が・・

しかし、権力者は軍や警察力を使い弾圧しますので、国民に山のような犠牲者が出て結局不満を待ちながらの終息でしょうか。

ミャンマーや北朝鮮、あるいは、中国やロシアでも軍や警察力を背景とした無慈悲な強権政治ですので国民は結局泣き寝入りしていますが、これらに国家に本当に解放がくるのでしょうか。

また、いずれの強権国家も人間の幸せを願った思想書である「資本論」が説く「社会主義」国家であるのが皮肉です。多分マルクスに言わせれば、薬を毒として使っているというかもしれませんがね。