日本は借金大国、既に9百兆円を超え、一人当たりでも七百万円を超えているとか、でも、皆どこ吹く風?、そのうち何とかなるだろうとスーダラ節調・・今の社会ではもう、倹約、節約、我慢ということ言葉は無くなったのでしょうか。一体どうしてこんなに者金が増えたのでしょうね、第一に挙げられるのが公共事業ですが、しかし、明治から以降日本の社会基盤は劇的に整備されたことも事実です。
例えばかつての江戸、東京は「土は灰の如くにして、雨天には泥中を歩に異ならず、昼はな日中の暑、事に烈しく焼くが如・・冬は寒気和歌山に三倍、山の手は土凍て、朝ごとに霜柱ニ、三寸立ちて、土を高く持ち上げ、五つ時(午前八時)すぎより解けはじめポックリならでは往来成り難し・・」とある。
このような東京を今の世界に冠たる便利で清潔な都市を創り、これを孫子に残すのですから、ある意味借金は当然!という考え方もあるかもしれません。
しかし、これも適度という言葉がありますが、日本の公的社会にはムダが蔓延、それも人口集中都市ではなく、過疎地に過大な投資が、結局、公的と民的な投資のかい離が日本の国力を特に弱めてしまっています。
また、かつて国連機関の調査で先進国の福祉関係費の70%がムダと報告がありましたが、多分、日本の厚労省関係の全ての社会福祉費、もう2兆5千億円を超えた生活保護費(生活保護者の医療費が無料も大問題)も含めてもう一度精査する必要があるのではないでしょうか。
かつての軍部の独走を誰も抑えられなかったと同じように、社会福祉という錦の御旗には誰も抗しきれませんが、「貧乏人は麦を食え」と言える政治家も必要かもしれませんが、政治家自身、落選したら食えなくなりますので誰も言えませんね。
そうなればやはり、霞が関のノーパンしゃぶしゃぶ官僚達は論外ですが、憂国の本物の官僚達の考える政治がいいのでしょうか。