仙石官房長官が13日の記者会見で「沖縄県民には申し訳ないが、辺野古への米軍基地建設をお願いせざるを得ない(甘受)して頂きたい」と述べた。甘受を辞書で調べたところ:甘んじて受けること:とあり、また、英訳ではsubmitとあったが、この意味は:(人を)・・に服従させる:とあった。つまり、仙石さんは沖縄県民を辺野古への米軍基地建設に服従させるつもりらしいが、もうヤキが回ったのでしょうか。
ただ、米軍基地辺野古建設ついては、これまでの政府の迷走の結果、いくら仙石さんが強権発動をしても、沖縄県でも反対という動きが強く、もう、基地建設は出来ないと思います。普天間の移転表明は橋本内閣のころ、もう10年以上も昔の話ですが、当時から辺野古のある沖縄県北部へ約1,000億円の巨額な金をばら撒き、住民の懐柔をしてきたが、結果は、いらないハコモノばかり、結局、沖縄ヤンバルの環境破壊と、土建屋の豪邸だけが置き土産、もう、住民はいくら振興策を話してもそんな話に乗らない現状です。
「北」の無法ぶりは防衛力強化を願う者にはまさに「神風」、しかし、アメリカ軍基地があってのわが国と語る政治家は浅はか、わが国が神武天皇からとは言わないが、1500年も国家として存在している事実を考えれば、すべて平和外交の結果、最近、中国の軍事力に対抗して沖縄の南端の島まで自衛隊を駐屯させるらしいが、周辺を敵対する政策ほど国家を危うくする考えはない。
また、普天間基地はアメリカが必要と考えるのであればその代替基地は自国へ建設して下さいという、社民党の考え方が沖縄県民には最も妥当と考えられています。