「真珠の首飾り」はスィング・ジャズはジャズに疎い?日本人にも随分知られているのではないでしょうか、これは映画「グレンミラー物語」にもなったグレン・ミラーが作曲したものですが、彼は軍を慰問中に飛行機事故でなくなっていますね。

先日(12月11日)、沖縄県の宮古島で「アメリカ軍第七艦隊音楽演奏会」が開かれましたが、地元では大騒ぎでした、これは、音楽鑑賞のために島民が熱狂したのでなく、「反対」の騒ぎでした。特に、軍用機で宮古島空港に乗り入れたことに沖縄県も宮古市も「非常に遺憾」の意志表明、しかし、アメリカ軍用機は強行、一体どうなっているのでしょうか。

そもそも沖縄は芸能の国、音楽については特に許容範囲は広いですが、一方においては、地上戦のあった島、戦争や軍については大変デリケートです、そこへ、地元民、市、そして県も反対という状況の下で民間飛行場に軍事飛行機飛来、島では、音楽の名の下、飛行場の軍事利用を狙っているとのことから、大反対。

音楽を演奏するアメリカ軍音楽隊も気の毒、グレンミラーの末裔と思えるカッコイイ楽団員ももう少し落ち着いた雰囲気で地元と交流したかっただろうにと思うと、なんでも、強行、実行するアメリカ軍とそれを後押しする外務、防衛両省、なにか国民から遊離していますね。

日本の南西の小さな島の出来事ですが、日本国の皆さんご存じでしたでしょうか?沖縄の島々に観光に訪れてもあまり悲惨な戦争の痕跡を見ることができませんが、そこに住んでいる人々には本土の空襲、原爆、強制疎開等と同じような痛ましい過去があり、そして、それが今日でも続いている環境にもあります。