2009年の国立研究所調査によれば、20~39歳の人が親と同居していり割合は男性が20~24歳が79.4%、25~29歳が79.4%、30~34歳が47.9%、35~39歳が41.6%、女性は20~24歳が83.4%、25~29歳が60.3%、30~34歳が36.5%、35~39歳が24.3%で、前回の04年の調査より増加しているそうです。

原因は、やはり不況、男女ともある一定の収入がなければ結婚できませんので、結局実家に居ざるをえません。若年層の就職難はもう人間が生まれて成長し、結婚し、子供をつくり育て、そして、老いていくという生き物としてのサイクルを壊してしまっていますね。

かつて、不況の時代に人間はどうやって乗り切ってきたのでしょうか、一つはニューデール政策のように大規模開発、二つ目はヒットラーのように戦争を起こすことでしたが、今の時代、、いらないダムはやめようという時代、それ以上に戦争はもうこりごりです。それでは、景気浮揚の第三の道はなんなんでしょうか・・

限られた職場、皆でワーキングシェアしていくしかないのでしょうか、20人学級にして教員の大幅増員?、介護職員や保育士の待遇改善?、自衛隊員の大募集?どれもこれも「中国で言う:大釜の飯を食う、日本では親方日の丸」で、どんどん借金を増やすことになりますが・・

もう一つの道は、産業の活性化ですが、今の日本、本田さんや井深さん、そして松下さんのような人が出にくい社会なんでしょうか。

TVで龍馬伝をやっても、ただお年寄りが見る娯楽映像、社会のシステムを変えなければ若者が活躍できません。

もうイギリスやフランスなどヨーロッパでは若者は「怒りの無道」で大規模デモ、社会が混乱しかかっています。日本でも若者がかつての「成田」闘争のような「怒りの無道」をしなければ世の中変わらないのでしょうか。