世界に冠たる日本の技術、最近リストラされた日本技術者の流出で韓国・中国などに追いあげられていますが、「新幹線」がその一つに挙がられます。昨日の「報道特集」でしたか、JRグループが新幹線システムをアメリカに輸出しようとしている「障害」が列車衝突時の車両の重量があるそうです。
文化の違いが端的に出ているが、日本は高架などで他の交通機関が線路に入らないようにしているが、アメリカは衝突した場合でも列車が脱線しないように重量を重くする方針とのこと、日本の新幹線は軽すぎアメリカの規定に合わないとか・・
日本の場合、確か、九州新幹線のはアップダウンが200mもあり、既存の車両を2トン程度軽くしなければならず、考え付いた結果が座席を木質にしたと思いますが、日本人の究極の考えは「紙と木」という純和風にたどり着くのは日本人のDNAでしょうか。
かつての名機「ゼロ式戦闘機」も出来るだけ軽くと考え設計した結果、上昇スピードは世界一の記録をつくったが、敵からの機銃掃射では薄い風防一枚、パイロットが狙われ墜落の憂き目に、これに反してアメリカのグラマン戦闘機はまずパイロットを守る設計だったそうですから、日本の冠たる技術、人命軽視の伝統なのでしょうか。
番組ではもう100歳に近い鉄道技術者の「斉藤さん」が、鉄道はそれぞれの国の文化だから、日本のシステムを入れてもアメリカを始め他の国でも成功はしないだろうと語っていましたが、「縮み志向の日本人」、なんでもトランジスタラジオ式では世界に通用しないことが知らされました。