セカンド・ラブとは「乾くるみ」さんの著書であるが、タイトルからしてなにか今受け風である。内容は著書をお読みになるとよろしいと思いますが「真に恋愛を問うミステリー」とあり、「軽薄でない本物の恋愛とはどういうものか、真剣に頭を悩ませながら作家は執筆しているのである:中辻理夫(文芸評論家)とあります。

小説に限らず、商品はまずは耳目を引く「タイトル」が重要ですが、これまでも様々な「タイトル:キャッチコピー」がその時代を反映しています。

化粧品でも「にくまれそうな私し」、「一瞬も一生も美しく」とか、ビールでは「男はだまってサッポロビール」とか、多々、限りないほどあります。このなかで、最近の「日本って・おじさんとおばさんの国なんだ」というのは正にこの時代を写した「タイトル」かもしれません。

おじさんとおばさんにとってもカタカナのタイトル「セカンド・ラブ」は歳を忘れさせて、若返るものかもしれませんね。

ところで、毎年年の暮れにその年に流行った漢字が発表されますが、漢字ではないからセカンド・ラブ選ばれませんが、この暗い世相を打ち消すためにも、セカンド・ラブ的ななにか夢のある漢字が良いですね。