尖閣沖のVT流出事件、政府はこの事件を「犯罪」として本格的な捜査にあたるように指示した。しかし、考えてみれば、この事件はVTRを国民に目隠しし事件をウヤムヤにしようとたことに原因がある。しかも、一部の国会議員のみに僅か6分の編集したVTRを見せたらしいが、如何にも、国会議員が特別の存在で、国民は数段も下に位置するようなあつかい、ハラに据えかねる。

かつて、沖縄返還を巡って毎日新聞の西山さんが沖縄の核の存在、あるいは、本来ならばアメリカが負担すべき基地跡地の整理に日本政府が金を出した各種の「沖縄返還密約」をハラしたが、政府と権力におもねるマスコミは外務省女性職員と西山さんとの「情事」にすり替えて国民を欺いた事実があります。

自民党も今回の事件を誰がVTRを流出したかを大問題として国会で追及するとしていますが、国民の焦点と大幅にずれています。今国民は、誰がVTRを流出させたかでではなく、尖閣の日本領有権を如何に確立するか政府のお手並み拝見ということに関心があり、議員たちが考えている細事ではありません。

昨夜のNHKでなぜ国債が増え続けたたの番組で10年に一人の大物大蔵次官斉藤次郎さんが、細川内閣になって、役人の考えを議員たちが咀嚼することなくストレートに世に出すようになった、少なくとも、それまでの自民党議員達はしっかり理解したうえで発言をしてものだが、政権についたことのない細川内閣では考え方を自分のものにしないで生半可な理解の上で政策論争するようになたったとの記述がありましたが、今の国会議員は与野党も含めて斉藤さんが指摘したように勉強不足が過ぎますね。唯一勉強している小沢さんを追い落とそうと躍起になっている仙石を始めとした民主党議員及び自民党議員ほんとあきれます。

かつて、小沢さんが今の民主党では政権を担う力が備わってないと、大連立を組もうとした考え方、間違っていなかったのではないでしょうか。