沖縄だけの放送かもしれませんが金曜日の夕方NHKで「きんくる」という番組があります、なかなか含蓄に富んだ放送内容で、昨日は「沖縄における朝鮮軍夫」を放送していました。

なんでも3,000人もの朝鮮人徴用者が沖縄に送られ、沖縄で日本軍のためでの様々な雑用を強要させられ、ほとんどば死亡したそうです。

しかし、その死亡原因「戦死」とはなっているものの、その実態は日本軍の過酷な労働で腹をすかせ、僅かの食糧、信じられませんが田圃に生えている稲穂数粒を取ったからと銃殺させられたのに「戦死」との記述。

彼ら銃殺される直前、穴を掘った友に、故郷の墓には白米を備えて供養して下さいと頼んで死んだ僅か27歳の男の悔しさが話から伝わってきました。

日本軍は沖縄戦で、沖縄の人々を守るどころか自分の命を守るだけのため、沢山の沖縄の人々を犠牲にしています。例えば、壕に非難した住民の中に赤子を連れた母に、赤子が泣くから処分せよとの命令、あるいは、住民の中の指導者に対してのアメリカ軍と通じていると因縁をつけて銃殺、歴史にも残る慶良間諸島の住民への自決命令等々。

日本軍そのものが狂った組織であり、沢山の犠牲を一般の国民や周辺国の人々に与えてきましたが、昨日の田圃の稲数粒で朝鮮人軍夫12人の銃殺に係わった「少尉」とやらが岡山県で生きていましたが、全然反省なし、係わった連中は地獄に落ちよと言いたくらいです(軍人恩給など泥棒に追い銭です、仕分けして下さい)。

沖縄ではこのほか軍の強制強姦所、すなわち、「慰安所」が沢山ありましたが、これも朝鮮人の若い子女で、アメリカ軍が占領して始めて解放されました。

こんな話を聞くと、中国や韓国、朝鮮の方々が未だに日本を許せないという気持ちも本当に分かります。

中国、韓国は事あるごとに反日の騒動が起きますが、底流にはこの狂った日本軍の負の遺産があることは覆いようもありません。

「過去は水に流して、未来志向で」などと日本側が言ったら、なにを寝言をと言われそうな気もいたします。

やはり、日本は戦争責任をうやむやにしたことが今でも糸を引いていますね。