チリの落盤事故での作業員全員生還「ルイス・ウルシアさん(54歳)のリーダーとしての役割が大きかったとの報道、彼は父が早く亡くなり、早くから一家の柱として母と兄弟6人のまとめ役として、規律正しい人だったとのこと。
最後に生還して大統領と話したとき「今後、このようなことはないようにして欲しい」と要望していましたが、この事だけでも大した男だと思った。
落盤直後、まだ、地上との連絡が取れない時に、限りある食料の配給制度を確立し、一人ひとりのスペースの割り当て、さらには、再びあるかもしれない落盤に備えての見張り役を立てるなどして、極限状態で作業員を団結させるのに成功している。古来、日本ではリーダーの決断ということを「道元禅師」に学ぶことが多いが、道元禅師のことばにも「道理をよく考え、自分の利益を省みず、衆生の利益になるようにと、ひたすらこの方向に向かって、はからうのがよいのだ(二ノ十七)とある。
今回の落盤事故でも、ルイスさんは子供のころからの一家の大黒柱として大家族をまとめあげた経験が、ある意味、道元禅師にも劣らぬ知恵を自ずから身に付けたのでしょうが、ただ学問をして衆生に対しての「愛」が無い寒々としてこの社会に、真のリーダーの姿を見て、世界の政治家達の言葉だけの軽さが一層浮だたせている。