記録にもいろいろあるが、昭和6年の10月4日(今年は昭和85年)、すなわち、今から79年前太平洋無着陸飛行のための飛行機が青森の浜から離陸した日で、なんでも、40数時間でアメリカに渡ったとか。

こんな記録もあるんだと思いましたが、その後の航空機の進歩・発展は目覚ましく、日本の「かぐや」のように7年間も宇宙を飛び再び地球に帰還し、人々に感動を与えた例もつい最近ありました。

このような技術に係わっている人たちはまさに「プロジェクトX」のような辛苦を重ねてこのような技術をなしているが、しかし、私たち、凡人は吉田兼好の「徒然草」にもあるように、「一日のうちに飲食・便利・睡眠・言語・行歩、止むことを得ずして多くの時を失う、その余りの暇いくばくならぬうちに、無益のことをなし、無益のことを言い、無益のことを思推して、時を移すのみならず、日を消し月を亘りて一生を送る、最も愚かなり」そのものの生き方である。

徒然草は1318年ころ、すなわち、今から692年も前に書かれたことになりますが、やっと太平洋を渡った航空機が、わずか、79年後には7年間も宇宙を飛行する技術の進展と比較して、人間の生き方は700年、いや多分千年・万年たっても変わっていないようで、人間の思推は蟻の歩み以下ですね。