わが国の国土面積は37.8万Km2、海岸線の延長は3.3万Km、これを国民一人当たりに換算すると国土面積が3,150m2、海岸線延長が28cmとなる。
過去の埋立面積は正確な数字はだれもわからなく、古い航空写真などを見ながら推計すると日本の干潟の60%ほどが失われているようで、面積にしては2、000Km2~3、000Km2程度である(かもしれない)。
今、埋立の話をしたのは、うよ曲折の末、また、辺野古の現行案に戻った普天間代替飛行場建設の問題のためであるが、この飛行場の事業規模は(滑走路の長さ 1,600m×2本)で埋立面積は 約160ha:(160×10,000m2)と国民一人当たりにすれば0.01m2程度のものである。
しかし、これまで埋立されたのは、どこの埋立地にしろ(八郎潟、東京湾、伊勢湾、大阪湾、瀬戸内海、そして、有明湾)環境面に対して恐ろしいほどの影響を与えているが、その目的は時代遅れの感も免れないが、いずれも農業を含めた産業振興が目的であった。
しかし、今回の埋立は、多くの人々がこぞって反対している軍用地建設であり、かつ、環境面ではほとんど手つかずの亜熱帯の海である。
今、このブログを書いていて、かつて、中曽根さんが運輸大臣に就任した際、昭和天皇に日本の海岸線を1m埋めることで国土面積を拡大することが出来ると奏上して、生物学に詳しい昭和天皇から、「海岸線には幾百万の生物が生息している、そのような生き物の事も考えなければならない」とおしかりを受けたと省内放送で話していたことを思い出しました。
万民の幸福をあまたの生物をも含めて願った昭和天皇と、安易にアメリカの言いなりになり、人間と貴重な生き物を考えない、勉強不足の政治家達との違いをいたく感じてしまう普天間問題である。