今の世は安定志向の時代、就職の第一希望は「公務員」というのが風潮です、しかし、安定した職場であるがゆえに、職場は有る意味「無気力」「無責任」が蔓延しており、せっかく入った公務員をやめてしまう方も多いとか、私も時々公務員の方々と会いますが、いつも、10人に1人か2人かもしれないが良い先輩を見習って成長したらいいと話しています。
論語に「子曰く 君子は周して比せず 小人は比して周せず 」とありますが、君子は友情に富むが仲間ほめはしない、しかし、つまらない人間は仲間ほめはするが真の友情を持たない というような意味です。
公務員に限らず、一般会社に就職しこれから社会に入るには含蓄のある教えですが、社会に出たら良い先輩に恵まれることがその後の人生をも決めることになりますので、是非、良い先輩を見習い成長していってほしいものです。
「論語」というともちろん孔子の説いた教えであるが、最近では本家本元の中国でも余り学ばない学問ともなっているようで、特に、あの文化大革命では「批孔批林」すなわち、孔子の教えと、林彪を批判する大運動があり、有る意味、中国の儒教はとどめをさされたような状態となったようです。
日本人や中国人あるいは韓国人には「儒教」の教えが伝統的にありましたが、論語の教えも軽視されている現代では、まるでタガが外れた樽のようなもので、「仁」という言葉もあるいは「君子」という言葉も見向きもしないような社会になっているようですが、ただ「論語」は2千5百年もの歳月を生きてきた人間の生き方の本質をついているような気もいたします。