国立歴史民族博物館(千葉県佐倉市)で、沖縄戦における「集団自決」に関する展示で、当初用意していた旧日本軍の関与を示す記述を取りやめたそうだ。沖縄戦では日本で唯一陸上戦が行われ多くの市民が犠牲となったが、特に、慶良間諸島の座間味島と渡嘉敷島では集団自決が行われ、悲惨きわまる状況が起こった。この事件が軍が敵に情報がもれることを恐れ、島民に自決を命令したと言われ、その責任者が「赤松大尉」であることが戦後語られてきた。
しかし、このことを記載した岩波書店発行の書物『沖縄ノート』(著者:大江健三郎 発行:1970年などが事実と異なるとして、平成17年8月5日「沖縄集団自決冤罪訴訟」が大阪地方裁判所に提訴された経緯がある。しかし、慶良間諸島で起こった親が子を、子が親を殺してしまう集団自決が、島民が自発的に行うものでしょうか、絶対に誰かに強制されない限り発生しないと考えるのが普通である。
戦後65年も経過して、犠牲者は65年前に悲惨な死に方をして口をつむぎ、生き残った兵のみが、あれは自分達が関与していない「冤罪だ」などと言っているこの事件、そして、国立民族博物館までその事実を隠してしまうことなど有ってはならないことを思う。
一体、日本の役所(官僚機構)はだれを守ろうとしているのか、あのアジア地域全体に戦禍を及ぼした戦争を起こし、そして、遂行した連中を守ってどうしようするのか。また、本日付けの新聞で「普天間」問題が一面を飾り、やはり、沖縄以外にないと報道している。