今回のチリ地震による気象庁の「大津波警報」大いに外れましたね、外れたから良かったと思うか、あるいは、過大な情報により失った経済損失も大きなものと思う。なにせ、ほとんど全国のJRが運休、海岸の道路も封鎖し、さらに、観光地への入込客がなくなったわけですから数千億円位のロスかもしれませんね。

チリ沖地震による日本本土への影響については、これまでのデータからハワイや小笠原諸島の高潮状況で推計出来ると思うが、今回の大騒ぎは一体何だったのでしょうか。

隔たりのある災害情報を報道した場合、第一に受け手が誤った災害像を持つように導くことが考えられ、具体的には災害の規模と程度が自分が経験したものだけでは足りず、マスコミが報道する「見取り図」に依存するといわれている。また、第二には災害神話と言われる災害時の人間行動に誤ったイメージを人々に植え付けることになる、すなわち、「あつものに懲りてなますをふく」状況を形成する、第三には、受け手に不必要な不安感を高める可能性がある、不安感が高まると人間は適切な対応がとれないことも多く、被害を強調するするような情報でなく、適切な、不安感を払拭するような適切な情報の提供が望まれるゆえんである。

たびたび発生する伊豆半島沖地震時に、観光地の宿泊予約客が先を争ってキャンセルすることをよく見かけるが(今年の正月もそうでした)、これらも、過大な情報の結果であり、地震予知学者はマスコミに出演し、ここぞとばかり「針小棒大」なことを言うが、過去のデータを適切に解析し、適切な情報を提供する義務がある。