ダライ・ラマさんがワシントンで「中国共産党の幹部は潔く引退すべきだ、民衆の支持も、堅固なイデオロギーも持たないからだ」と述べ、また、「中国人民解放軍は人民に忠実ではなく、役人に忠実な軍隊である」と述べたそうだ。さらに、「中国共産党には共産思想がない、国民の幸福より権威主義と資本主義を追求している」とも述べている。
ダライ・ラマ14世はご存じのように、チベットの中国共産党支配からのがれ、事実的にインドに亡命政府をつくって故国のチベットを中国の干渉及び圧政から救おうとしているノーベル平和賞も受賞している方ですが、彼の、中国批判の言葉はすべて、今の中国の真実を示している。
中国国内では国民が政府を批判出来ないようなシステムが出来上がっており、例え、インターネットでも検閲をし、反政府の言動をした者を摘発し、厳罰に処している。
しかし、現在の中国の共産主義という名のものに行われている不公平、不正義、不平等の「治世」を見ていると、周恩来さんのような清廉潔白な方々が命をかけて興した革命は一体何だったのでしょうか、多分、地下で苦悶の涙を流しているのではないでしょうか。
手元に陳瞬臣さんの「女性大使チベットを行く、中国辺境歴史の旅二:白水社」がありますが、1929年当時の中国とチベットは主従関係はなく、蒋介石は中国とチベットは兄弟のような付き合いをしたいと言っている。また、当時のダライラマ13世もその考え方に賛同の意を示していた。
なお、当時のチベットの内閣の一人である「ツァロン氏」の客間には、蒋介石と英国王夫妻の写真が飾られていたとあるが、このような紀行文からもチベットの国民は平和を愛している国民だったことを示している。
昨今の中国共産党は強大な「人民軍:役人軍」を後ろ盾にして辺境の国々に漢民族の移住を進め、事実的に辺境を中華人民共和国化している。このような現状から、中国は、日本の満州国を非難など出来ないはずである。