昨夜のNHK国谷裕子さんの番組、30歳代のホームレスについてでしたが、概して30歳代の人は大変責任感が強く、何かうまくいかない場合でも「自分のせい」、「自分が悪い」としていることに驚きました。

また、若いホームレスの姿を見ていつも疑問に思っていた、この人の親やあるいは祖父母は一体どうして助けないのかということについて、彼ら30歳代の人は例え両親にさえも、このような姿を見せたくない、なんとか、就職してから立派な姿を見せたいと思っているから、自分からは助けを求めないとのことでした。

しかし、どうしてこのような他人とのつながりが希薄な、寂しい社会を創ってしまったのだろうか、今の30歳代が育った時代はと考えてみれば、第二次ベビーブームの世代で、受験も就職も競争が激しかった時代のような気がするが、子供のころから競争が激しく負け組、勝ち組がはっきりした時代だったのか、そして、他人を思いやらない時代たっただろうかと考えさせられました。

また、何でも自己責任だという風潮が人々を呪縛しているような気がしますが、人間には運、不運がありますし、頑張ってきた人がうまくいかなかったから、その結果を全部自分が背負うことなどなく、親や友人、あるいは、祖父母もその重荷を喜んで背負ってくれるはずです。

30歳代の悩める方々、是非、悩みをどなたかに話して少しはその重荷から解放されたらいいと思います。

写真は沖縄の今帰仁の桜です、人生にも必ずまた花が咲きます・・・


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