日本は明治以降、というか、明治以前も子供達の教育には熱心な人々が多く、親が食うや食わずの生活をしても学ぶ場の確保に腐心してきた国民である。明治以前も寺子屋で読み書き算盤を習い、多分同時代では日本は文盲率が世界で一番低い状態だったと思う。そのことが開国以来の急激な経済発展を成し遂げた根源であり、日本人の質素で勤勉な国民性が世界に認められ、発展途上国からも日本の国のあり方が一つのモデルにもなったと思う。

しかし幾たびかの戦争を重ね、過剰な選良意識、民族の優越性などとねじれた学説を吐く学者などによって、日本は「神国」などと思いあがり、その結末が敗戦という民族の存亡の危機にまで陥った、

このような道を一体誰が描いたかは、実は今でも総括されていない、今NHKでは司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」を放送しているが、もし、昔はよかったとの回顧調で終始するなら、たとえ視聴率が高くとも俗悪番組となる。

日本がアジアを植民地化した思想の背景には日本では英雄化されている「吉田松蔭」や「福沢諭吉」などの思想の影響もあり、また、明治の日清、日露の戦争での英雄たちの考え方にもあることを忘れてはならない。