マイワシ、過去にはイワシは日本の朝の食卓にのぼる安価なしかもおいしい庶民の魚でしたが、最近は高級魚の仲間入りをしてしまった。理由は漁獲量が激減し需要と供給の面から高くなってしまったからである。

水揚げ高から見ても今から20年ほど前の1985年頃には400万トンも取れたイワシが、最近では4万トンから5万トンと何と1/100になってしまっている。

1996年に国際海洋法条約は日本でも効力が生じ200海里の排他的経済水域が設定されたが、排他的経済水域を設定した場合、水産水源の保存・管理に関して義務を生じ、資源の維持管理、回復のために漁獲可能量を設定するが、マイワシの漁獲可能量は1996年72万トンであったが、2009年にはわずか5.2万トンと減少している。

マイワシの激減はアリューシャン低気圧が急激に弱まった年に一致するらしく、このような年にはマイワシの仔魚の死亡率が上がるからとも考えられているが、地球環境、海洋環境の変化は私たちの食生活、ひいては、生存にも大きな影響を与えている。

魚屋さんの売り場を見て、環境悪化は私たちの生存を刻々と脅かしていることを考えさせられた。