沖縄密約問題についてで37年も前に暴いた毎日新聞記者の西山さん、とうとう、当時の外務省の局長であった吉野さんが事実だったことを法廷で認めた。
本来はアメリカ側が負担しなければならない沖縄の米軍基地の膨大な跡地整理費用を、日本側で負担したことを隠蔽し、いかにもアメリカの費用でやったように日本国民に嘘を言いつづけていたが、当時西山記者はその嘘を暴き一躍注目の記者となった。
しかし、記事の入手方法が外務省の女性職員から「ひそかに情を通じて」であったことがマスコミで報道され、結局、沖縄密約はウヤムヤ、西山さんは有罪となり社会から葬られた。
そして当時首相だった佐藤栄作はノーベル平和賞受賞という、まったく、本末転倒、悪が栄え正義が滅びるという結末を迎えて今日まで、そして、今のような格差社会、希望の持てない社会が構築されてしまった。
考えてみれば、実は当時この問題ではだれもが沖縄密約は事実であろうと考えており、始めは西山さんのスクープで、どうなることかと思い、正義の味方!のマスコミ各社もその後を追うかと思ったら、「ひそかに情を通じ」の方に流れ、西山記者の足を引っ張るいことに精力をつぎ込んでしまった。
マスコミ各社の記者は、結局世紀の大スクープを喜ばず、彼の足引っ張りをしたことは事実であり、マスコミも実は正義の旗を振っているがそれは見せかけであることが証明されている。
これまでのTV局、新聞社で働く人たちの並はずれた高給を見れば、実は、彼らも生活が第一、危ないものには寄りつかず、臭いものには蓋をしたたまま、国民には知らせず、極端に言えば、見ざる、言わざる、聞かざるの日光の左甚五郎の彫った猿の彫刻のごとくである。