民主党は高校までの授業料を実質的に無料にするとしているが、その先の大学はこれまで通り親の負担がかかる。どの親たちも子供には十分な教育をしてやりたいと考えているであろうが、しかし、この不況の最中こどもに悪いと思いながらも大学進学をあきらめてもらっている例も多いかもしれない。

一体大学教育にどの程度の費用がかかるかとの試算があるが、公立大学で自宅通学では4年間の学費のみで240万円~300万円、私学では400~500万円である(医学部除く)。

自宅外であればこれに住宅費、生活費がプラスされ、これらの費用は4年間では800万円~1000万円、トータルすると地方から首都圏の大学に進学するとなると1500万円もかかることとなる。

沖縄の友人が娘を東京の大学に入れているが年間330万円もの仕送りをしていると話していましたが、まさに、計算どおりの金額である。彼の場合、夫婦とも公務員であるので可能かもしれませんが、普通のサラリーマンでは無理な話となる。

アメリカでは志願兵には除隊後の大学進学授業料免除の制度があり、だから向学心に燃えた貧しい青年達が志願すると聞いたことがあるが、命に代えても学びたいという青年達と、人の弱みに付け込んで命を提供させようとする為政者のすごさが垣間見られるが、日本ではこのような制度はありえない。

貧困が子供の教育に影響を与えていると言われていますが、明治維新が貧しい下級武士の子弟により行われた事実からも豊かでない家庭にも沢山の宝の命が眠っている、民主党政権はこれをなんとか解決してほしい。

鳩山さんのように大富豪で、5代続けて東大卒を排出しているの家系でほんとうに理解してもらえるか少し不安であるが・・・

写真は首都圏の大学(上智大学)です。
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