長い自公政権の特徴はハコモノ行政であり、その裏には様々な利権がからんでいた、建設利権や防衛利権がさの代表であろうが、その他にもありとあらゆる行政の、針の通る隙間もないほどの利権がらみであった。その結果が、甘い汁を吸う役人と、反対になんら利権に縁の無い庶民は苦しい生活を余儀なくされ、まさに、封建時代のような暗黒の時代でもあった。
写真は久米島の久米島病院であるが、人口8千人ほどの島とは考えららないような赤瓦のリゾートのような病院である。しかし、産科などの医者はいないので久米島お産はできないとか、まさに、仏作って魂入れずのような病院である。つくづく、このハコモノの何分の1かの費用を医者の誘致にかけたらいいのにと、ここでも行き過ぎた沖縄のハコモノ行政を目にした。
沖縄はもうダム、道路、港湾、空港、漁港、耕地、畑灌漑など全てやりすぎであり、最近は必要のない林道の建設がなされているようである。
沖縄県は今後これら公共事業に依然した産業をどうするかが大きな問題となる、県知事などは辺野古の米軍基地建設を望んでいるが、今回の衆議院選挙ですべての選挙区で選挙民の答えは「NO」の結果であった。もう安易な自然をコンクリートで埋め尽くす行政はやめて、白砂青松の自然を守りながら沖縄の恵まれた自然を生かした産業を振興させる必要がある。