平成20年7月の閣議決定された「国土形成計画}には美しい国土の管理と継承という一項目があります、これは、今まで私たちが育った自然豊かな日本をそのまま子や孫に引き渡すということですが、しかし、最近のわが国の自然は荒れ放題と言っても過言でない状態となっています。

かつては、山林は人手が行き届き、全国各地に地名をつけた美林がありました、確か日本の三大美林は社会科で習ったような気がしますが木曾のヒノキ、秋田杉、青森ヒバだったでしょうか、この他にも九州の日田杉、山形の金山杉、まだまだ沢山あります。

木材は日本の山から切り出すよりも、外国から輸入した方が安いらしいですが、せっかくの資源がありながら利用せず放置し荒れ放題とするにはそれこそもったいない限りです。

今、日本には職場がなく若いうちにいろいろ技術を身につけないといけないのに、人材が育たないことは本当にもったいない限りです。

二酸化炭素排出量取引で海外に膨大な金を払うよりは、日本の林業を育て山林での二酸化炭素吸収量を拡大することが、日本の自然を守り、若い人に職場を与えることとなると思いますが、新しい政治ではぜひこのような考え方を進めていただきたいものです。

写真は、沖縄北部ヤンバルの森から出てきた「いのしし」の子供です。里山が荒れていますので、動物もどこからケモノたちの縄張りで、どこから人間の領域かわからなくなっているようです。


赤き実を目白ついばみ低く飛ぶ羽音かき消す森の深さよ maru



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