先日、インドネシアから来日した看護師さんが青森の寒さに耐えられず帰国したという記事を見ました。看護師寮から病院まで5分を歩くのにしばれて大変だったと彼女は帰国後話しているそうです。確かに、インドネシアの南国の国から来日した方であればとは思いますが、しかし、これまでの日本政府ではインドネシア人看護師のために多大な予算を使い、日本の国のためになり、来日する看護師のためにもなると考え、希望者の中から考査もし実施したはずですが「寒いから帰る」ではこの制度そのものが一から考え直す必要のある制度かもしれません。

先日の外国人労働者のブログでも書きましたが国費留学制度で来日しても結局帰国せず、日本で働いている方も多いですが、日本の有効求人倍率が低い昨今、彼らもなかなかいい職場につけず、結局反日的な感情をもってしまうことにもつながっています(論外のことですが職安の職員に火をつけた中国人もいました)。

平成20年7月に閣議決定されたわが国の国土・社会資本の将来ビジョンの策定・推進の「国土形成計画」では5つの柱がありますが、その第一が東アジアとの円滑な交流です、すなわち、我が国はこれまでのようにアメリカ一辺倒ではもう生きていけないわけで、アジアの各国と交流を深める必要がありますが、JICAにしてもODAにしてもただ金を使うの一生懸命なような気がいたします。政治家を票乞食などと揶揄しますがJICA、ODAなども相手国に足元を見られて援助乞食などとも揶揄されていることも事実です(相手国の高官にワイロを送り援助案件にしてもらう事件も多々ありました)。

全て、国民の税金からなっているわけですから海外の援助・交流に係ることも実のある制度にしなければなりません。
写真は青森秋田の県境にある十和田湖から青森県側に流れている奥入瀬の渓流です、帰国した看護師さんこの美しい景観を見ましたでしょうか、見たらまた気持も変わったかもしれませんね。


奥入瀬の真棉のごとく流れ来る岩間の水の清けき瀬音 maru


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