私のブログのアクセス回数が最も多かったのが、土曜日の基地外居住でした、多くの方が防衛費について、また、思いやり予算について関心があるようですので、ここでは現在の我が国の防衛省の高すぎる調達費について記載します。
我が国では平成20年度(2008)の一般会計予算83兆613億円であり、このうち防衛関係予算が4兆7千796億円で総予算の6.4%を占めています。
これをわが国が軍国主義に走る初期のころ昭和7年は14億7千9百万円、昭和11年は22億7千8百万円、昭和12年度(1937)71年前の予算は34億8千889万9千円であり、1年で1.5倍に膨れていますが、昭和11年2月26日の2.26事件があり、もう軍部の独走が始まった結果です。そして、このうち海軍省の予算は7億8千805万8千円となっています。陸軍省は多分これより多い程度の予算としたら当時の軍事費は計16億円程度であり、実に国家予算の46%にも達する膨大なものになっていたことになります。
今、北朝鮮の国防費が50%程度と言われていますので、まさに、当時わが国が北朝鮮並みの軍事国家であったこと示しています。また、北朝鮮はテポドンやスカットミサイルを惜しげもなく?打ち上げているが、日本でも昭和12年にはあの戦艦大和を建造していますが戦艦大和の建造費は1億4千287万7千でしたので、海軍省全予算の18%も占めています。
この戦艦大和の建造費をデフレータ値で現在の価格に直すと約890億円程度になりますが、今の海上自衛隊のイージス艦建造費が1,200億円程度であるので、戦艦大和の建造費は意外に安いとも考えられるし、一方、今の自衛隊の装備費はやはり高すぎるとも言えます。軍備はあまり国民が知られていないところで消費されているので、この面でも多くの国民の監視の下に置かなければ防衛費の高止まりは止まないと思います。
写真は昨日の富士山です、日本のシンボルで、日本人のバイックボーンともいえますが、戦時中は富士山は全然望まなかったと思いますがアメリカ軍の空襲の道しるべともなりました。
戦時展佇み篤く見る我に知らずし女我も父なし maru
