今開催されているイタリアのイララクサミット、温室効果ガス排出規制についてなかなかまとまりませんね。しかし、12月にコペンハーゲンで開催されるCOP15(気候変動枠組条約第15回会議)までに次のような事項を議題にのせることに同意したようです。
①全ての主要排出国が責任ある形で次期枠組み会議に参加する重要性を再確認、②産業革命以前から地球の温度を2度を超えないようにする広範な科学的見地を再認識、③2050年まで先進国の排出量を80%削減する目標を支持、④主要新興経済国が対策を取らないシナリオから相当下回るため、数量化可能な行動をとる必要性を強調、⑤低炭素技術の開発・普及を実施しさらなる低炭素社会けへの移行の必要性を強調、⑥途上国支援や技術開発のため官民を問わずすべての資金を活用する。
だいたい以上ですが、このうち④について中国、インド、ブラジルなどの合意がえられず今回のサミットではまとまらなかったわけです。この中でインドのシン首相が「これまでの地球温暖化は一に先進国の責任である、発展途上国の貧しさを犠牲にして地球温暖化阻止のために、途上国が規制を受けるのは納得がいかない、まず、発展途上国が2020年まで排出量を40%減らすべき」との趣旨を発言しました。
「もし地球が100人の村だったら」という絵本がありましたが、先進国に住む我々としては、インドの首相の発言にはなかなか反論する言葉が見当たりません。しかし、今や主要新興経済国の二酸化炭素等の排出量は膨大ですので中国、インドにも枠組みを守っていただかなければ地球上の生物は滅亡の一途をたどります。
写真はクラゲですが、海水温の上昇でだんだん北上しています。
(明日11日から14日まで旅行しますので詩のみです)
日も落ちぬ長き夕べを彷徨えば熱さに枯れたニガウリのつた maru
