先日カジノについて記載しましたが「琉球新報」2009,6,27付け論壇に与那覇恵子氏が「カジノは経済の貢献しない」を投稿してありました。大変含蓄を含んだものですここに転載いたします。
フロリダ州はカジノの経済効果について総合的分析を行ったが、マイナスとして①税の上昇、②雇用の減少、③他のビジネスの破綻、④犯罪増加、⑤社会福祉面の多大な出費だそうです。詳しくは、同日の琉球新報紙を読まれることをお勧めしますが、④に関する調査ではアイオワ州ではカジノ導入時の1989年の1.7%だったギャンブル中毒者が1995年には5.4%に増加している、⑤については人口統計分析では社会的弱者ほどその収入をギャンンブルにつぎ込む傾向があり、ギャンブル産業からも対象者としてねらわれていることが分かったとありました。
結論として、多くの納税者や企業はギャンブルは経済発展に何の貢献もしないと認識しており、米国経済史が示す教訓を忘れるものは同じ失敗を繰り返す、と警告し、最後にカジノ収益は「とらぬ狸の皮算用」でありことを忘れるなと結んでいます。
外にはこのような美しい蝶々も飛んでいますよ・・
いつの日かいずこに置きし生きるため人の戒め名こそおしめと maru
