タイトルの日本美の再発見は桂離宮を世界に紹介したことで知られる、ドイツの建築家「ブルーノ・タウト」さんが日本の飛騨高山や秋田の街並みなどについて美しいと記述した本ですが、写真は、これは自然が創ってくれは素晴らしい景観の小笠原の南島です。

小笠原島には飛行場がありませんので「おがさわら丸」という船で25時間かけていくことになります。小笠原にも飛行場を建設するという案がありましたが、環境保護の面から大変な問題があり建設はされていません。ただし、小笠原もアメリカの統治時代がありましたが、日本に復帰する前までは水上飛行艇でグアムとの航空路が開設されていたそうです。また、戦時中は須崎に海軍の飛行場がありましたが、今はごみ焼却場等が建設されています。

この南島に入島規制がありますが、小笠原の父島から地元の人の運航するボートでしか行くことができませんので、入島規制は自ずから守られることになりますが、それでも、靴底について運ばれる外来種の草などの入り込みはなかなか防ぐことが難しいとのことでした。

「ブルーノ・タウト」さんがほめた都市の秋田は戦災で灰塵となり今は私たちはみることができませんが、まさに、創造の神がつくったとでも表現できる美しい島がこのまま子々孫々に継承していかなければなりません。

岩うがち祠のごとき入り江にて自然の神の厳かなるや  maru
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