先日NHKでわが国が明治以降常に最新兵器での軍備を目指し、イギリスとの同盟や日独伊の三国同盟でも電子兵器の入手に腐心してきたことを放送していました。20世紀は戦争の世紀と言われた不幸な時代でしたが、このため兵器だけは発展を続け一発で数百万もの人間を殺戮する恐ろしい兵器まで出現いたしました。
電子装備については1982年に発生したイギリスとアルゼンチンとのフォークランド紛争は近代兵器の利用による電子装備の戦争であったことから、その後の兵器開発にも大きな影響を与えたと言われています。当時、アルゼンチン軍も近代兵器をそろえていたが、イギリス軍の電子装備はさらに進んでいたためわずか72日あまりの戦争でアルゼンチンは敗北した。ここに近代戦においては、航空機の速度や旋廻性能といった機体そのものの性能より、電子装備がものをいうことを証明した戦争でもあったと言われている。
写真は東京都小笠原島の母島にある旧日本軍の砲であるが、戦後64年過ぎても銃口は敵をにらんでいた。
