最近、長崎県佐世保市のハウステンボスに「カジノ」を誘致しようという記事を見ましたが、外国人専用のカジノとして建設することに「鳩山前総務大臣」が前向きな発言をしたことで実現に向けて動き出しているようです。

日本では数年前からあちこちで特区構想が花盛りでしたが「カジノ特区」もその一つとして北海道、秋田、石川、東京、静岡、愛知、大阪、徳島、宮崎、沖縄などで考えられていたが、しかし刑法とのからみや、なによりも地元住民の反対もあり見送られてきた経緯があります。

カジノと言えばすぐに「ラスベガス」を思い出しますが、ここはアメリカ周遊の観光コースに入っているため日本人観光客も訪れ、ギャンブルはやらずとも豪華なショーなどを見た方は多いと思います。

私が住む沖縄県のカジノ構想は「南部」の糸満と米軍から返却される牧港や普天間飛行場のある「中部」の2か所が候補地です。かつて沖縄出身の天才ギャンブラーがいたそうですが、彼は「イッパチ」と呼ばれた儀保蒲太(南風原町出身)で1908年の笠戸丸で移民第1号としてブラジルに渡り、ギャンブラーとして身をたて成功した人です。

彼はギャンブルで得た富で苦境にある多くの移民を助けたそうで、何か往年の名画「カサブランカ」のクラーク・ゲーブルのような義理人情に長けた人を思い出してしまいます、しかし、このような人は今の世のギャンブラーには万に一人もいないと思いますが・・。

なお、隣の韓国にはソウルの他に風光明媚な釜山の海雲台に「カジノ」があり日本人も多く行くと聞きます、一方、日本の「カジノ」は外国人専用としてもハンフリー・ボガードはもう来ません、風光明媚な土地を生かしてギャンブルで地域振興をということには少し抵抗感もありますが皆さんいかが思いますか。

写真はカジノ特区を誘致しようとしているこれも風光明媚な静岡県熱海市の景観です、初島、伊豆大島、利島、そして伊豆半島(網代)が見えます。
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