日本には2つの終戦記念日があります「終戦記念日」の8月15日、と沖縄戦が終わった「慰霊の日」6月23日です。沖縄では特に地上戦があり3人に一人の割合で県民が犠牲になりました。また、ひめゆりで知られる学徒の犠牲があります。戦前沖縄には21の中等学校がありましたが全ての学校から戦場に動員され、女子は15歳から19歳で主に看護活動に、男子は14歳から19歳で、下級生が「通信隊」に上級生が「鉄血勤皇隊」に編成され2千人以上が動員され男子873人、女子188人が死亡したとあります。
また、民間の犠牲者も多くなかには、幼児は泣くので避難壕には入れるなという日本軍の命令で、なんとか上の子供を守るため2歳以下の幼児を壕の外に出した母と今でもあの時の弟、妹を探す兄の話し、泣きやまない幼児の口をふさいで殺してしまった母がその直後自殺した話し(数年前ですがNHK教育TVでも放送しました)、対馬丸の疎開児童の悲劇、軍による集団自決命令、米軍による暴行・強姦事件等々この美しい島で戦争のための悲しい話が満ちています。
無謀な戦争を始めた連中はその後も生きながらえて、しかも、軍人恩給を得ていたなど犠牲者達はきっと許しはしないだろう。
