写真は旅する蝶でしられる「アサギマダラ」だと思いますが、沖縄北部の山地で見つけたものです。アサギマダラは本土でも見られるものと思いますが、中国→台湾→沖縄→日本本土と数千kmも飛行することが記録に残っているそうですが、このかよわい姿ですごいですね。
沖縄はこのような蝶など野生生物の天国でもありますが、しかし、最近「ヤンバルクイナ」など飛ぶことができない動物にとっては非常に危険な島となっています。環境省那覇自然環境事務所が6月18日に発表した記事によりますと、今年に入ってから17件のヤンバルクイナの輪禍があり、13羽が死亡したそうです。輪禍、すなわち、自動車で轢き殺されてしまったものですが、これは過去最悪のペースとのことです(これが人間だったら大事件ですが・・・)。
ヤンバルクイナの生息地は沖縄でも最北の国頭村に多いようですが、この国頭村はそれほど多くの人が生活しているわけでありませんが、開発が進み人間には便利になった分、明らかに、野生生物には住みにくい場所になっています。
これから沖縄ではキャンプシュワブの海上飛行場「普天間代理」建設と引換のように「北部振興」に予算がついていますので、土木事業及び農業土木事業を主体にどんどん開発が進みそうです。またまた貴重生物の危機が数倍も高くなってしまったような気がいたします。