沖縄は亜熱帯気候で島嶼で構成されているため独特の生物が多い地域です。写真は国指定天然記念物、絶滅危惧Ⅱ類に属する「リュウキュウリクガメ」ですが、沖縄北部の山地といっても林道で見かけました。捕ったら処罰されるのは当然ですので写真で収めました。長さが約20cm、幅も12cmほどのものでしたが、カメラを向けましたら首をすくめてしまいました。
生物の消滅速度についてある試算があります、それは地球上に生息している生物種は500万種から3000万種の範囲にあり、たとえば1000万種とすれば毎年1000種に1種が失われており、これが、地質年代における消滅速度は1年に100万種に1種か1000万種に1種程度であるので、人間が現れてから少なくとも1000倍大きくなったという計算です。恐ろしいほどの人間活動の負の遺産ですね、そして、現在の地球環境の変化の数々、気象変化、自然破壊、海洋の汚染などはさらにこの生物の消滅速度を加速させています。
進化によって生物種が生み出されるのは普通10万年以上の時が必要なので、いまのスピードで生物が消滅したら当然生物種の消滅をまかなうことは不可能です。私たちは童謡にある「ミミズだって、オケラだって、アメンボだっみんなみんな生きているんだ友達なんだ」を認識して彼らの生息する自然体系を守らなければなりません。