昨日宮古島を経由して石垣島に行きました、写真は新石垣空港建設現場です、石垣空港と言えば最初計画された白保の海岸埋め案では、「白保のサンゴを守れ」とイギリスのフイリィップ殿下やアルゼンチンに住んでいる黒沼ゆり子さんらも巻き込んだ自然保護か開発かの世界的な論議にもなりました。
あれからもう20年近くもなるのでしょうか、今、白保から少し離れた場所に建設工事が平成25年の完成を目指して急ピッチで進められていますが、沖縄特有の海の埋め立てはなく、防風林を残した形で計画されたようです。ほんとに自然保護を考えた計画もやればできるのですね!
この空港建設現場の様子を見ながら思ったことは「普天間飛行場」移転の「辺野古」の海の埋め立て計画です。辺野古の埋めて案については今「準備書」について沖縄県環境影響評価審査会が開催されていますが、県民の多くは辺野古の海も残せれば最高と考えているはずです。
環境影響評価は 事業の概要(スクリーニング)→方法書作成(スコーピング)→調査の実施→準備書の作成→評価書作成→評価の修正→評価書の公示・縦覧→埋立免許→事業の実施の順番です。
もう調査が行われてこの調査に対して県から意見をいう段階ですが、どんな意見が出されるのでしょうね、なお、環境大臣は方法書(スコーピング)の段階で環境影響評価調査の調査項目や、調査の方法には意見を言えますが、その段階は過ぎていますので、もう直接は言えません、評価書が作成された段階で知事に意見を言うことができ、知事がその意見を斟酌して評価書に意見を言います(回りくどいですが・・)。これが平成9年に鳴り物入りで成立した(先進国では最後の最後に)我が国の環境影響評価法です。