写真は沖縄県庁の展望室からの写真です、那覇市街が一望にでき、その奥の方に那覇港もうっすらと見ることができます。この写真には写っていませんが、超高層に近いビルも完成しており、那覇市は大都会の風情をしています。
また、沖縄県は内地から遠く離れていますので、なにかの試験などがあった場合でも、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡、那覇のように必ず選定されますのでとても便利な都市です。
先日、沖縄の高校生の就職希望地などのアンケート結果を新聞で見ましたが70%を越す生徒が沖縄で就職先を探すそうで、内地への就職希望者は20%に満たないようなデータでした。
日本の国は明治前期ころまではそれぞれの地域で(例えば藩、そして県)完結していましたが、明治後半から東京一極集中の階層型の構造が確立しました。しかし、沖縄に生活して、古き良き時代で今また見直されている地方分権の一つの在り方を示しているような気がいたします。
古い時代の日本も地方それぞれに特徴のある街づくりをしていましたが、経済の発展と共に効率化を進展させた結果、新幹線の駅舎がどこも似た顔をしているように、都市そのものも金太郎あめ的に画一化されてしまったような気がいたします。
皆さんが住む街づくりを安易に大手の建設コンサルタントや設計事務所に任せるのではなく、地元の人の手に取り戻せば地方都市も再生されるかもしれませんよ。